プラントエンジニアと技術士。技術士の種類や取得方法、日程を紹介

- 技術士という資格について
- 技術士の種類
- 技術士の資格取得方法
- 技術士の試験日程
プラントエンジニアはものづくりの現場で重要な役割を果たす専門職です。士業と異なり特定資格が無ければ業務を行えないわけではありませんが、資格取得を通して身につく知識はあなたの専門性を高めてくれます。
本記事ではプラントエンジニアにおすすめの資格である技術士について詳しく解説します。
技術士は国家資格であり、その取得には専門知識と実務経験が求められます。
一次試験、二次試験を経て合格し登録申請を行うことで技術士となることができます。
技術士の資格を持つことで、さらなるキャリアアップと収入の向上が期待できますので、資格取得の道のりは決して簡単ではありませんが取得することをおすすめします。
もし他の資格について知りたい方は下記記事を読んでみてください。
▶プラントエンジニアの資格。おすすめ資格の流れや受験資格を紹介

技術士とは専門家の最高峰
技術士は国家資格であり、専門知識と経験を有する技術者としての地位を示すものです。
また「技術士法」により高い技術者倫理を備え、継続的な資質向上に努めることが責務となっています。
プラントエンジニアには様々な分野での知識と経験が求められることから、技術士の資格を持つことでより高度な仕事に携わることができます。
技術士の種類
全部で21部門あります。各部門の内容は技術士制度に関する資料から抜粋しています。
部門内容を詳しく知りたい方はリンク先の「技術士制度について」をご覧になってください。
- 機械:設計工学、材料力学、制御工学、熱工学、流体工学、加工技術など。
- 船舶・海洋:船舶の機能・設計・構造・性能・建造、浮体式海洋構造物など。
- 航空・宇宙:空気力学、制御工学、推進工学、計測技術、安全性など。
- 電気電子:発電設備、電気機器、計測・制御全般、情報通信、電気設備など。
- 化学:無機化学製品、ファインケミカル製品、樹脂、プロセスなど。
- 繊維:紡糸方法、加工方法、製造方法、特性評価、省エネルギー化など
- 金属:製造方法、材料試験、めっき、非金属被覆、鋳造、熱処理など。
- 資源工学:地下資源の調査、生産システムのマネジメント、環境保全など。
- 建築:土質調査、鋼構造、都市計画、治水、港湾計画、道路計画など。
- 上下水道:上水道計画、取水・導水、水質管理、下水道計画、雨水管理など。
- 衛生工学:水質改善の試験・分析、廃棄物・試験循環の環境リスク制御など。
- 農業:発酵、食品製造、食品安全、灌漑排水施設、病害虫防除など。
- 森林:木質材料、木質材料、木質バイオマス、治山、環境影響評価など。
- 水産:水産機器、冷蔵、冷凍、トレーサビリティ、漁港施設、漁場環境など。
- 経営工学:生産計画及び管理、品質マネジメント、QCDES及び4Mなど。
- 情報工学:要求工学、ソフトウェアモデリング、システム理論など。
- 応用理学:力学、光学、熱物理学、土木地質、資源地質、物理検査など。
- 生物工学:遺伝子工学、ゲノム創薬、DDS、バイオリアクターなど。
- 環境:環境測定計画、環境測定分析、事業計画及び影響調査など。
- 原子力・放射線:原子炉物理、核燃料の濃縮及び加工、放射線の物理など。
- 総合技術監理:上記技術部門から選択。
出典:日本技術士会, 技術士制度について
技術士の資格取得方法
年1回開催される試験に合格する必要があります。
- 全体の流れは1次試験→実務経験を積む→2次試験→合格後に登録申請。
- 資格取得には実務経験が必要(4年~7年)。
- 試験は1年に1回実施。
- 年齢や学歴といった制限は無し。
試験までの詳しい流れ
出典:日本技術士会
1-a. 日本技術者教育認定機構(JABEE)認定コースの大学を卒業した場合
下記3つの方法で二次試験の受験資格を得る必要があります。
- 技術士補に登録して指導技術士の下で4年を超える実務経験を積む。
- 職務上の監督者の下で4年を超える実務経験を積む。
監督者は科学技術に関する業務に7年を超える期間従事している者です。 - 7年を超える実務経験を積む。
1-b. 日本技術者教育認定機構(JABEE)認定コースの大学を卒業していない場合
- まずは第一次試験に合格する必要があります。
- 第一次試験に年齢、学歴、国籍、業務経歴といった制限はありません。
- 一次試験合格後は、JABEE認定コースの大学を卒業した人と同じ3つの方法で二次試験の受験資格を得る必要があります。
二次試験
- 筆記試験及び口頭試験を行います。
- 口頭試験は筆記試験に合格した者について行われます。
合格後
- 技術士会に登録の申請を行います。
- 申請が受理された後に初めて「技術士」となります。
技術士の試験日程
例年は下記スケジュールで開催されています。
一次試験の日程
| 受験申込書の配布開始 | 6月上旬 |
| 受験申込書の受付 | 6月中旬~6月下旬 |
| 筆記試験 | 11月下旬 |
| 合格発表 | 翌年2月下旬 |
二次試験の日程
| 受験申込書の配布開始 | 3月下旬 |
| 受験申込書の受付 | 4月初旬~4月中旬 |
| 筆記試験 | 7月中旬 |
| 筆記試験合格発表 | 10月下旬 |
| 口頭試験(筆記試験合格者のみ) | 12月上旬~翌年1月 |
| 合格発表 | 翌年3月上旬 |
まとめ
プラントエンジニアの資格として、技術士の取得方法や種類について解説しました。
技術士は国家資格であり、専門知識と経験を持つ技術者の地位を示すものです。プラントエンジニアには広範な知識と経験が求められるため、技術士の資格を持つことで高度な仕事に携わることができます。
- 術士には21部門があり、得意分野を選んで資格取得を目指すことが重要。
- 資格取得には年1回の試験に合格する必要があり、受験には実務経験も必要。
- 試験は一次試験と二次試験で構成され、合格後に登録申請を行って技術士となる。
- 技術士の試験日程は例年、一次試験が11月下旬、二次試験が7月中旬に行われる。

