プラントエンジニアの資格。おすすめ資格の流れや受験資格を紹介

- プラントエンジニアにおすすめの資格
- おすすめ資格の主管と概要
プラントエンジニアという仕事は資格が無くともできますが、より専門性の高い仕事をこなしていこうと思うならば多くの知識と専門性が必要となってきます。
あなたと直接仕事をしている同僚や上司はあなたの実力を分かっていますが、それ以外の人達があなたの実力を見極めることは中々難しいです。
そのため部署異動があった際や、転職する際に適切に評価されず苦労することもあります。
しかし資格があれば一定の実力があることの証明となります。そのため会社内で資格持ちに対して手当を出したり、転職でも資格が無い人に比べ有利に立ち回ることができます。
この記事ではプラントエンジニアにおすすめの資格を複数紹介していきます。
プラントエンジニアにおすすめの資格
- 技術士
- 危険物取扱者(甲種)
- 高圧ガス製造保安責任者
- 1級施工管理技士
- 電気主任技術者
- 1級建築士
- エネルギー管理士
- TOEIC/TOEFL
技術士

国家資格であり、専門知識と経験を有する技術者としての地位を示すものです。
プラントエンジニアは様々な分野での知識と経験が求められますが、技術士の資格を持つことでより高度な仕事に携わることができます。
取得は大変ですがその分見返りも多く、会社によっては資格手当として月数万円支給するところもあるほどです。また転職の際も非常に有利になります。
- 全体の流れは1次試験→実務経験を積む→2次試験→合格後に登録申請。
- 資格取得には実務経験が必要(4年~7年)。
- 試験は1年に1回実施。
- 年齢や学歴といった制限は無し。
技術士について詳しく知りたい方は、下記記事を読んで見てください。
▶プラントエンジニアと技術士。技術士の種類や取得方法、日程を紹介

危険物取扱者(甲種)

国家資格であり、危険物取扱者の中で最も難しい資格ですべての危険物を扱うことができます。乙種では1類から6類までの各分類に合格した危険物しか扱うことができません。
プラントエンジニアの仕事では危険物の扱い方や安全対策に関する知識が非常に重要なため、化学プラントに限らず様々な現場で重宝されています。
- 全体の流れは1次試験→合格後に免状交付申請。
- 受験資格は大学等で該当科目を修了した者(修士、博士含む)。
- もしくは乙種免状取得後に2年以上の実務経験ある者か、「第1類又は第6類」「第2類又は第4類」「第3類」「第5類」の計4種類の免状を取得している者。
- 試験は1年に複数回実施。ただし都道府県により回数は異なる。
高圧ガス製造保安責任者(甲種)

国家資格であり、高圧ガスを製造する施設の管理を担当するための資格です。
分野が分かれており化学と機械がありますが、業務範囲に違いはありません。
高圧ガスは危険を伴うため製造と運用には厳しい規制が存在します。
そのためガス関係のプラントに関わる際には、この資格を取得することをおすすめします。
主管:高圧ガス保安協会
- 全体の流れは1次試験→合格後に免状交付申請。
- 法令・保安管理技術・学識の3科目あるが、試験前に講習を修了すると
保安管理技術・学識は試験が免除される。 - 試験は1年に1回実施(基本11月)
- 年齢や学歴といった制限は無し。
一級施工管理技士



国家資格であり、建設現場における施工管理の知識と能力を有することを証明するものです。
建設プロジェクトにおいて、プラントエンジニアは施工管理業務に携わることがあります。
分野毎に別れており、土木、建築、建設機械、造園、管工事、電気工事、電気通信工事の7種類があります。
資格があると監理技術者[1]にもなれますので、施工管理業務を行う会社で需要は高いです。
主管1:一般財団法人 全国建設研修センター(土木、造園、管工事、電気通信工事)
主管2:一般財団法人 建築業振興基金(建築、電気工事)
主管3:一般社団法人 日本建設機械施工協会(建設機械)
例として土木工事を行う場合の試験概要を載せておきます。
- 全体の流れは1次検定→実務経験を積む→2次検定→合格後に免状交付。
- 資格取得には1次検定受験時から実務経験が必要(3年~15年)。
- 試験は1年に1回実施。
- 年齢や学歴といった制限は無し。
[1]:元請負の特定建設業者が工事を施工するために締結した下請契約の請負代金総額が4,500万円以上(建築一式工事は7,000万円以上)になる場合に、工事現場に専任で配置される必要がある。
電気主任技術者(第一種、第二種)

国家資格であり、電気設備の適切な管理・運用に関する知識と能力を有することを証明するものです。
第一種と第二種の違いは保安監督できる範囲の違いです。
第一種はすべての事業用電気工作物が対象ですが、第二種は電圧17万ボルト未満に限ります。第一種まで取得する方が望ましいですが、実務上においては電力会社や発電プラントに深く関わる方以外にとって第二種までで十分という場合がほとんどです。
- 全体の流れは1次試験→2次試験→合格後に免状交付申請。
- 試験は1年に1回実施。
- 年齢や学歴といった制限は無し。
一級建築士

国家資格であり、建物や設備の配置、構造、耐震性などを考慮した設計や監理する能力を有することを証明するものです。
大規模建造物は一級建築士しか取り扱えないため、プラントエンジニアとして需要は高いです。資格取得後に実務経験を5年以上積み、構造設計一級建築士や設備設計一級建築士を取得する方もいらっしゃいます。
- 全体の流れは学科試験→設計製図試験→合格後に免状交付。
- 受験資格があり、大学等で指定科目を卒業した者、もしくは二級建築士、もしくは建築設備士。
- 試験は1年に1回実施。
エネルギー管理士

国家資格であり、エネルギーの使用や管理に関する知識を持つことを証明するものです。
プラントのランニングコストを抑えるためにも、エネルギーの効率的な使用や管理に関する専門知識が必要となってきます。
求められる場所としては大規模な工場を保有するメーカーで、使用するエネルギー量に応じて資格取得者を1~4人配置することが法律で定められています。
- 全体の流れは1次試験→合格後に1年以上の実務従事証明書と併せ免状交付申請。
- 試験以外にも、実務に3年以上従事していた場合は認定講習を修了することで資格取得可能。修了試験は記述式。
- 資格取得には実務経験が必要(1年~3年以上)。
- 試験は1年に1回実施。
- 年齢や学歴といった制限は無し。
TOEIC/TOEFL


民間資格であり、英語に関する知識や扱う能力を持つことを証明するものです。
プラントエンジニアは海外企業と業務することも多く、管理職となる要件の1つにTOEIC最低600点~700点ほど求められる場合が多いです。
外資系企業の場合はTOEFLが求められることが多く、80~90点台は欲しいところです。
主管(TOEIC):一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
主管(TOEFL):ETS Japan合同会社
- 全体の流れは1次試験のみ。
- 試験はTOEICが毎月1回程度、TOEFLが毎月数回程度。
- 年齢や学歴といった制限は無し。
- TOEICはListening & Reading Testのスコアがよく企業で採用される。
まとめ

業務内容により、資格が必須のものと、そうでないものがあります
しかし、例え資格が必須でないとしても、資格取得のために学んだ知識はあなたの業務をより楽するでしょう。
また、資格取得をした場合に、報奨金を出したり、資格手当を月給に上乗せする企業も数多くあります。転職する際も、資格取得者の方が一定スキルが保証されていると見なされ、選考が有利になる場合が多いです。
同じ会社内で仕事を続けるにしろ転職するにしろ、資格があって損することはありませんので、皆様には積極的に資格取得をおすすめいたします。
